両面テープの打ち抜き加工をご存知でしょうか。少し専門的、ニッチなワードになりますが、弊社はトムソン型の抜き加工を得意としております。今回はトムソン型を含めた3種類の打ち抜き加工とその特徴を紹介したいと思います。

種類・特徴
〇トムソン型
抜き型を作り、紙に穴を開けたり紙器製品やダンボール、プリント基盤を裁断する抜型のことです。刃物を加工しべニア板に埋め込み、板に施した溝加工に同じ形状に曲げた刃物を埋め込んで製作した型。溝に鋼の刃物を埋め込み印刷物を型抜きします。この刃を埋め込んだ型を”トムソン型”といいます。低コストかつ短期間で製作出来ることがメリットとして挙げられます。 製作される商品として、生活用品・ジグソーパズル・紙箱・ステッカー・アミューズメント用品・化粧ケースなど多肢にわたります。また関東ではビク型ともいわれています。安価で一番多く使用しているのがトムソン型です。カッターの刃を曲げて作るイメージとなっています。また、トムソン型には出来ることと出来ないことがあるのでご紹介します。

・出来ること
はさみやカッターで切ることが出来る柔らかい素材の加工に適しており、ゴムパッキンなどの工業用部品や自動車部品の打ち抜きに利用されます。

・出来ないこと
硬い材質の金属加工(金属箔は可能)などはさみで切れない素材の加工は適しておりません。

〇金型
自動車のボディは金属の板をプレスし成形と加工をします。このように金属の素材を使用して型を作る総称の際に、素材の力を加え変形させ流動性の性質を利用して成形加工を行います。 ゴムやガラス、プラスチックや金属の素材をそれぞれの目的で製品の成形加工をします。金型の種類と適用製品は、ゴム型:合成ゴムを材料とし、工業用部品や自動車の部品、靴等幅広く使用されています。成形できる部品はキーボードやタイヤに使われます。写真の真ん中の隙間部分に材料が通過します。穴あけパンチの要領で抜くことができます。
次にガラス型:押型(金型と近い加工法)と吹型(ガラスの特性を活かした加工法)があり、ガラス材料を成形し、主に照明器具部品・食器類等のガラス製品の製造で使用されます。最後にプラスチック型:プラスチック材料を加工。自動車や家電、雑貨類とあらゆる部品の製造で使われ、加工される部品のものにテレビやOA機器・家電製品とあります。

〇ピナクル型
金属の板にエッチング刃を使い、打ち抜く加工法をいいます。1本の刃を曲げ成形する型で、繋ぎ目の部分に段差が生まれ、抜き断面に段差が現れてしまいます。ピナクル刃は金属と一体になっているので、繋ぎ目がなく高精度な形状にも刃が欠けてしまうと修復困難というデメリットがあります。様々な形状を打ち抜く加工法で、クッキーを作る時の生地に型を押し当てるくりぬく型を成形します。クッキー生地が【素材】で丸型などの形の【型】でくり抜いていきます。形が違うものを成形するためには形を変える必要があるため、少量の生産にはあまり向いていなのが特徴です。また、CADデータに基づいてかなり正確な形状に抜き加工出来ます。ただし、厚い材料には適用出来ません。
〇まとめ
いかがでしょうか。 弊社では、両面テープの加工を承っております。使用する用途にあわせてご提案もさせて頂きます。何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください。 hourai.info/mailform/