両面テープ

両面テープ(両面シール)とは、2つのものを着けるために両面に粘着性を持たせたテープです。両面テープは様々なものを固定するのに広く用いられております。用途が広いため、様々なメーカーから広くラインナップされております。

主な両面テープ本体の構成としては、粘着材+基材+粘着材となります。粘着材は、被着体や用途に応じて種類が分かれております。両面テープの粘着材は、粘着力の強いもの、逆に弱いもの、剥がしたときに粘着材が被着体に粘着材が残らないもの、特定の被着体に適したもの、両方の粘着材の粘着力を変えたものなどによりなどで種類が別れます。また両面テープに用いられる基材についても最も一般的な不織布、PETフィルム、発泡体などがあり、またテープによっては基材自体がないものもございます。基材によって、手でちぎることができたり、透明度を高めることができたり、弱い被着体に腰(強度)を持たせたり、シール性を持たせたり、粗い面にも接着することができたり、クッション性を持たせたりといった特徴を付加することができます。

このように両面テープは粘着材と基材をうまく組み合わせることにより、単に2つの被着体を固定するだけでなくそれ自体に付加的な機能を持たせることも可能です。

以上より両面テープは、メーカーや種類が豊富なため、弊社で両面テープを選定させて頂きます場合、まずお客様がどういったご用途(使用温度、被着体、厚みなど)を想定されているのかをお伺いさせて頂きます。その上で実際にサンプルをお渡しさせて頂くなどでお客様の方でテストして頂き決定して頂くようにしております。

補足
主な機材の種類についての特徴

◎不織布基材両面テープ
最も広く一般的に使われているテープです。不織布(繊維を織らずに絡み合わせたもの)に
粘着剤を両面に塗布したものです。PET基材に比べると弾力があり、粗い面に対してもある
程度粘着します。粘着力も比較的大きいです。

◎PETフィルム基材両面テープ
PETフィルムを基材に使われている両面テープです。PETフィルムを基材に使っているため、厚みの均一性に優れ、また不織布に比べて薄いテープがございます。

また基材となるPETフィルムを透明、白、黒と変えることにより、遮光など特色を持ったテープもございます。

◎フォーム(発泡)基材両面テープ
フォーム(発泡)品を基材とした両面テープです。弾力性に優れたものが多く、粗い面に対しての追従性に優れたものが多いです。防水性を特徴としたものもございます。

基材となるフォーム材を変えることにより、厚みも比較的自由に変えられます。