製品の仕上がり状態
今回は、製品の仕上がり状態について説明したいと思います。仕上がり状態は、使用する材質による面とお客様の使用形態により決まります。主な3つの仕上がり状態を紹介します。
〇フルカット(全抜き)
フィルムや両面テープなどを、素材・両面テープの下側にあるセパレーター(台紙)までカットする方法のことです。カット工程で形状を姿抜きし、個々の製品をバラバラの状態にしたり、台紙に載っていても台紙まで貫通する加工法となっています。素材によっては、カットの刃を入れたにも関わらず時間の経過とともに再度隣の材料とくっついてしまう(ノリ戻りする)材料のときは、主にこの加工方法を用います。また、お客様が一つずつ個別の製品に梱包される場合などもこの加工方法になります。
〇ハーフカット
素材と粘着部だけ切断し、台紙を切らずに刃を止めることで シート状に仕上げる加工です。文字通り半分だけカットする方法です。台紙を残し、台紙上に載っている材料のみをカットする加工のことです。シート状に納品となる時は、この加工方法となります。一つ一つがバラバラにならず、数量の管理が容易になります。離型紙をめくるといった作業が簡単にできるハーフカットはおすすめです。さらに、作業時の注意点として、離型紙は切らないようにしながらも、製品が確実に切れているという状態で仕上げなければならないという点です。
〇スリット加工
ロール状の材料を所定の寸法幅で円盤形状の刃をつかって連続カットすること。例えば1m幅で50m巻きの材料を500mm幅で50m巻きの材料を2つ作るイメージです。両面テープを原反で購入すると、約1mで入ります。小さいな製品で使用するには、原反幅はあまりに広すぎるので、必要最小限の幅にカットして使用しています。また材料メーカーさんもあらかじめ幅を指定すれば、その幅でスリットして出荷していただける場合もあります。
〇まとめ
いかがでしょうか。 弊社は様々な加工法で作業を致しております。何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください hourai.info/mailform/