「閉めたつもり」を無くすユニークな工夫!


 

「何度言っても扉を閉めてくれない…。」

これは、多くの職場でも実在する小さな悩みですね…。
つい「閉めたつもり」になったり、「すぐ戻るから」と油断してしまうことがあります。

しかし、その「ちょっとした油断」が小さな積み重ねとなり、リスクを引き起こすことがあるのです。

今回、職場で生まれた、ユニークな「改善のアイデア」と、その裏にある人の行動心理についてご紹介します!

〇見過ごされがちな「半開き」がもたらすリスク

扉を閉めるように日々の業務中や朝礼などで再三注意しても習慣が変わらない…。

注意をしても、
「閉めたつもりです。」
「ちょっとくらいの間なら…。」
「行ってからすぐに戻るので…。」

と理由を言い、扉を閉めないメンバーが存在します。
どんな理由だろうと、そのようなことはやってはいけないことと社内で決めています。

こうした扉の開けっ放しをすることで下記のようなデメリットがあります。

・外からの風雨が室内に入ることがある
・外から室内が見えることがある
・室内の冷房や暖房が逃げてしまう

扉を開けっ放しにすることで、
小さな問題の積み重ねとなり、やがて看過できないリスクに発展する恐れがあります。

扉の開けっ放しは単なる「マナー」の問題ではなく、社内の環境を損なう具体的なリスクなのです。
この課題を解決するには、「注意」ではなく「行動を変える仕組み」が必要になります。

〇行動を変えさせるちょっとした工夫!

朝礼で何度も「注意喚起」をしても行動が変わらないのはなぜでしょうか?
それは、人は「しなければならない」という義務感よりも、「したい」という内発的な動機や仕掛けに強く反応するからです!

そこで生まれたのが、この「牛のシール」を貼るというアイデア!
扉の真ん中に、牛をモチーフにしたマークが左右に分かれるように貼られています。
扉がきっちり閉まったときにだけ、このマークが完成し、扉が開いていると牛のシールが分断されてしまうという仕組みです!

「きちんと閉めなさい」というルールではなく、「マークを完成させよう」というゲーム感覚にすることで、行動への抵抗感が驚くほど下がります。
ネガティブな指示をポジティブな行動へと変換する、見事な手法だと言えるでしょう。

〇まとめ

いかがでしょうか。
今回は「きっちり閉められてない扉」の改善についてご紹介いたしました。
これからもこのような小さな改善を積み重ねることで、現場全体の生産性を向上させ、従業員が気持ちよく働ける環境づくりに努めていきます。

環境整備は整理・整頓・清潔だけでなく、このように時間短縮や仕事効率化にもつながる素晴らしい取り組みです。
この取り組みにより会社が変わります。
また、なにか気にかかる点などございましたら、ぜひお問い合わせページよりご連絡ください。
hourai.info/mailform/