信頼性を高める両面テープのブランド戦略
製造現場や商品開発の裏側では、小さな部材にも様々なこだわりが詰まっています。
今回は、普段あまり注目されないけれど、
実はお客様の信頼に深く関わっている両面テープの「セパレーター(剥離台紙)」にまつわる興味深いお話をご紹介します。
〇 ブランド力の大きな信頼性!
先日、お取引開始となった大阪のお客様から、「テープのセパレーターは残して欲しい」というご依頼をいただきました。
お送りいただいた完成品のイメージは、まさに添付写真のようなテープに付随しているセパレータを残して欲しいということです。
両面テープの加工工程では、製品の形状に合わせてセパレーターを一度剥がすことがあるのですが、
お客様のご要望はその工程を行わずに納品してほしいという要望でした。
実はこのようなご依頼は、今までで2件あり、いずれもこの3M社製のテープでした。
これは、メーカーのロゴが単なる目印ではなく、
「このブランドのテープが使われているなら、品質は間違いない!」という信頼の証になっているからに他なりません。
お客様にとって、ロゴマークは製品の安心感や付加価値を高める重要な要素となっているのです。
「あのマークがあれば安心」と感じていただけるブランド力は、本当に素晴らしいものだと改めて実感します!
〇 ロゴの有無が語る「見えない配慮」
一方で、セパレーターのロゴに対するご要望は、常に「残してほしい」ばかりではありません。
中には「ロゴマークが入っていない方がいい」という、真逆のご要望をいただくこともあります。
この背景には、主に2つの理由が考えられます。
1つは、完成品の見た目をよりすっきりとさせたいというデザイン上の配慮。
そしてもう1つは、使用しているテープのメーカーやグレードを第三者に知られたくないという、ノウハウ保護の視点からです。
私たちが取り扱うテープには、このようにセパレーターにロゴが入っているもの、そして全くロゴが入っていないものの両方が存在します。
この「ロゴの有無」は、お客様が製品に対して「安心感」を求めるのか、
「機密性・意匠性」を求めるのか、という異なるニーズに応えるためという一面もあるのです。
両面テープという小さな部品一つをとっても、その台紙に刻まれたマーク一つで、お客様との信頼関係や製品戦略に深く関わってきます。
次に両面テープをお使いになる機会がありましたら、ぜひセパレーターのロゴマークに注目してみてください。
その裏側に秘められた、お客様の「安心」や「こだわり」が見えてくるかもしれません…。
〇まとめ
いかがでしょうか。
今回はお客様のお声についてご紹介いたしました。
株式会社ホウライは、お客様のお困りごとを解決するため、専門知識と経験豊富なスタッフがお手伝いいたします。
その他、なにか気にかかる点やご不安なことなどございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせページよりご連絡ください。
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