**阿久悠物語**

**阿久悠物語**

24時間テレビを少しだけじっくり視た。

阿久悠は私の世代にとっては、すごく偉大な人。

思い出の曲とともに思い出の光景もつぎつぎ蘇ってくる。

なぜあんなに沢山の曲が書けるのか?

なぜそれがヒットするのか?

それは、ドラマの中でいくつかのヒントとして描かれていた。

インプットを多くしていたということだ。

あくまで私の推測だが、

若いサラリーマンの頃、周りから理解されなかった。

きっと付き合いも少なく、友達も少なかったのかもしれない。

そうすると一人で本を読んだり、絵画に触れたり色々なインプットができる。

またドラマでは、新聞の切り抜き等を小まめに収集して何度も見返しているシーンが
あった。

日ころから、時事的な問題に触れて、インプットを小まめにしていたということだ。

この何気ない影の努力は、大いに見習わなければいけない部分だと思った。

日頃のささいな努力を怠らないということとそれらの積み重ねの結果、素晴らしい歌
詞がアウトプットされてくるということ。

一方、アウトプットもドラマの中では絶妙のタイミングで描かれていたと思う。

周りの友人からラブレターの代筆を頼まれる。

未来の妻となる人の前で、自分の小説を披露している。

これらはアウトプットがうまくでき、周りの人に受け入れられていたことを意味す
る。

また阿久悠が偉大な作詞家になったのは、様々な人との出会いも重要な要因である。

要所要所で自分自身を引き上げてくれるような人と出会って、そしてそのチャンスを
きっちりものにしている。

なかなかいい勉強になった。

他にこの物語では、リアルな昔の映像や、ブラウン管のテレビを見ているような映像
の演出もなかなか良かった。

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株式会社 ホウライ  宮下 順和

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