透明プラスチック素材について


 

 

ホウライでは、両面テープ・ポロン・スポンジと様々な材料の加工を承っております。そんな中で、「透明プラスチック素材」をご存知でしょうか。実は、普段の生活の中で透明プラスチック素材は使用されています。台所用品・食品容器・おもちゃ類・スポーツやレジャー用品などです。今回は透明プラスチック素材の種類や性質に着目して紹介していきます。

〇どんな種類があるの?

・PET
ペットボトルに使用されている材質と言えば分かりやすいかと思います。 また、PETは燃やしても有毒ガスが発生しにくい材質ですので、環境にも優しくエコな材質と言えます。PETは主に接着や曲げの加工に優れた材質で、さらに電気絶縁性にも優れています。使用用途は、食品用の容器やペットボトル、フィルム類や機械のカバーなどに使用されています。

・PMMA(アクリル)
PMMAは、透明度と強度が高く、ガラスと比べると耐衝撃度に優れています。ガラスが破損した時に破片が飛び散るという心配が無いので安心です。また、PET同様に曲げ加工や接着剤による貼り合わせ加工、また耐候性に優れているため、屋外の使用可能です。さらに、PMMAの透明度が必要な際は、加工後に研磨することで、透明度を復活させます。形によって研磨が難しい場合もあります。

・ポリカーボネイト(ポリカ=PC)
PCの特徴は、透明プラスチックの中で耐衝撃強度に優れており、ヘルメットの素材等に使われています。燃えにくい性質(難燃性)のため家財道具でも使われています。アクリルや塩ビと比較すると接着力は低く、曲げにくい材質です。主な用途はサンルーフやヘッドランプ、照明のカバー等と多岐に渡ります。

・ポリプロピレン(PP)
PPフィルムは、様々な多様性があるプラスチック素材の一つです。 加工しやすく、プラスチック素材の中で最も比重が0.90と小さい素材となっています。最大の特徴は、衝撃強度・圧縮強度・耐摩耗性・耐熱性に優れていることです。 耐熱性は電子レンジにも十分耐えられる素材ですので、食品を収納するタッパーの素材などで使われています。さらに透明性や光沢性に優れ、防湿性もあり、食品から産業用と様々な用途に使われています。 最も多く使われている食品包装用は、特に安全で衛生的に品質を維持する他に効率的な輸送と保存を可能にするなどの重要な役割を担っています。

・ポリ塩化ビニル(塩ビ)
比較的に安い値段の材質で、加工性に優れています。加工として、溶接加工や接着が可能。塩ビは、耐薬品性に優れていることから。ほとんどのアルカリや酸、塩類に害されることはありません。さらに使用箇所は、硬質塩ビであれば、工業用の製品に使用されることが多く、水道管のパイプ・ダクトや配管等の工業用の製品が主です。 ビニールハウス・衣類やバッグ類にも使用されますが、軟質塩ビとなります。

〇まとめ
いかがでしょうか。今回は透明プラスチック素材を紹介させて頂きました。用途によって、テープの選定も変わるため、よりマッチしたものをお選び頂くことをオススメします。株式会社ホウライでは、使用する用途にあわせてご提案もさせて頂きます。ネット販売を承っておりますので、 何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください hourai.info/mailform/