PEフィルムについて
PEフィルム(ポリエチレンフィルム)をご存知でしょうか。一般的にステンレス流し台などで傷防止の保護フィルムとして使用されています。今回はそんなPEフィルムについて特徴や種類などをご紹介したいと思います。
〇特徴
PEフィルム(ポリエチレンフィルム)は、加工がしやすく安価で大量生産される製品に向いています。寒さに強いのが特徴で、約-20℃まで耐えられます。 防水性が高くポリタンクなどの容器などに適しており、比較的低温でもシールや成型が出来ます。ホウライでは、PEフィルムは青色と半透明の2色使用しています。 また、PEフィルムは工程材として扱われています。 製造工程の一環で使用されていますが、最終的には製品としてはでていかないのも特徴のひとつです。ポリエチレンの種類は、UHMWPE・LDPE・HDPEと3種類ございますのでひとつずつご紹介したいと思います。
〇種類
・UHMWPE
耐摩耗性や耐衝撃性に優れており、産業機械をはじめ様々な分野で使われています。その半面で、融点以上でも流動性が悪くプラスチックなどの材料を熱で溶かし、金型に送り込んだ後、冷やすことで成形(射出成形)には向いていませんので注意が必要です。主な用途は、梱包材(エアキャップ)・食品包装用フィルム・ポリ袋などで使われています。
・LDPE
他PEよりも柔らかい材質のため、軟質PEとも呼ばれています。用途はUHMWPEと同様、梱包材(エアキャップ)・食品包装用フィルム・ポリ袋などで使われています。
・HDPE
他PEよりも硬いことから硬質PEと呼ばれています。引っ張る強さ・衝撃に強く、押出成型品によく使用されてます。用途はビールケース、ポリタンク、ポリバケツなどに使われています。
〇画像の詳細
1枚目→モバイル端末の保護フィルム
2枚目→金属加工品の保護フィルム
3枚目→2枚目の写真をめくったシーン
〇まとめ
いかがでしょうか。今回はPEフィルムを紹介させて頂きました。PEフィルムは加工のしやすさと安価ということもあり、様々なプラスチック素材に使われています。ホウライではPEフィルムだけでなく、両面テープを中心に様々な商材を取り扱っています。ネット販売を承っておりますので、 何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください。hourai.info/mailform/