〇打ち抜き加工
抜く型と面板の間に加工材を挟んで 上から目的の型を押し当て、様々な形状を打ち抜く加工法です。打ち抜きを簡単に言うと【型取り】のことです。例を挙げると、クッキーを作る時の生地に型を押し当て、くりぬく型を成形します。これと同様にクッキー生地が【素材】で、丸型や動物型の形の【型】でくり抜いていきます。打ち抜き加工は、型があれば何度も同じ形の物を成形できるので、成形部分のみの型の製作コストはそれほどかかりません。安価なコストで大量生産出来ます。また、抜き打ち加工は平面な素材の加工に限りがあったり、形状が違うものを成形するためには型を変えなければならず、少量生産にはあまり向いていません。
〇特徴
ピナクル型は金属の板にエッチング刃という刃を使用し、打ち抜く加工法のことです。この型は1本の刃を曲げて成形するので、繋ぎ目部分に段差が生まれ、 抜き断面に段差が現れてしまいます。ピクナル刃は金属と刃が一体となってるので、繋ぎ目がなく高精度な形状にも対応します。ピクナル刃は、金属の金型となるので、納期があったり、製造コストや一部でも刃が欠けてしまうと修復が困難というデメリットがあります。さらに、食刃型とも言い、シールやラベルといった薄いシートの抜きや繊細な曲線に適しています。トムソン型とは違って刃の繋ぎ目が全くありません。
〇種類
ピナクル型の種類は2種類あります。
・APタイプ
鋭く尖った刃先と高精度に仕上げることで、複雑な形状でもシャープな切れ味、また安定したカッティングができます。
・NPタイプ
厚物が抜け、刃断面が真っすぐで 抜き抵抗が少ないのが特徴です。従来のフレキシブルピナクルダイの刃形状を改良し、厚物が抜け、抜き抵抗が少ない刃型になっています。さらに、加工の制限が緩和されることで、複雑な形状の刃型の作製が可能です。
〇用途
パッキン等のゴム製品も打ち抜き加工で製造されるので、ピナクル刃を使えば、一気に大量生産できます。
〇まとめ
いかがでしょうか。当社では、様々な加工方法で作業させて頂いております。何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください。 hourai.info/mailform/