みなさんの職場にはマニュアルはありますか?
マニュアルはとても便利で、新しい作業者が業務をスムーズに学ぶのに役立ち、また誰もが一貫した方法で業務を行えるようになります。
しかし、マニュアルがない場合、特にその業務を担当する方が不在の場合には大きな問題が発生します。
例えば、突然の病気や休暇、緊急の出張などがあった場合、その業務が停滞してしまう可能性があります。
そうなってしまったら、現場は混乱し、お客様にご迷惑をかけてしまうこともあります。
ホウライでは細かいところまで目を配り、環境整備や改善を行って仕事がしやすい会社を維持するために日頃から業務改善に取り組んでいます。
今回はそんな改善の一環として、「放置された問題」「テーブルの戻りを改善」をご紹介します。
〇放置された問題
今回は、平板エリア三択102機の送り遅れ(テーブルの戻るタイミング)の改善を行いました。
ある日、他の機械と比べてテーブルの戻るタイミングが明らかに遅れていることに気づきました。
計測してみると、1動作あたり1.3秒もの差がありました。
この1.3秒という小さな差は、積み重なれば大きな生産性の損失に繋がる問題になります。
なぜ他の機械より1.3秒も遅かったのかというと、機械の設定が変わっていたからです。
オペレーター(機械・装置などの操作係)も固定されていたため、他の機械との動作の違いに気づかずに、機械の設定変更のやり方が分からず問題が放置されていました。
〇テーブルの戻りを改善
原因が特定できた後は、速やかに設定を修正し、テーブルの戻るタイミングを他の機械と同じ速度に調整しました。
その結果、1動作あたり1.3秒のテーブルの戻りのタイムロスを解消し、生産性を大幅に向上させることができました。
また、今後に関しては機械操作の基礎知識も記録に残していき、誰でも機械操作ができるようにしていきたいと思います。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は改善の取り組みをご紹介いたしました。
今回ご紹介しましたテーブルの戻りの改善は、ずっと問題を放置しており、やっと着手できました。
その放置されていた背景には機械の設定変更が分からないことがありました。
前述のとおり、今後は機械操作の基礎知識を記録に残してマニュアル化し、誰でも操作ができるようにしていきたいと思います。
このマニュアルの整備も環境整備の一環だと思いますので、他の作業でもマニュアル化を進めていきたいと思います。
ホウライが日頃から行っている環境整備は整理・整頓・清潔だけでなく、時間短縮や仕事効率化にもつながる素晴らしい取り組みです。
過去の投稿でも環境整備によって時間短縮や効率化アップの取り組みもご紹介していますので、そちらもご覧いただければ幸いです。
また、なにか気にかかる点などございましたら、ぜひお問い合わせページよりご連絡ください。
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