ナンネックスと聞いて、よく分からないという方が多いのではないでしょうか。ナンネックスは、高発泡シリコーンフォームのことです。様々な用途で使われており、ポロンとの違いや活用事例など紹介していきます。
〇特徴
ナンネックスは、低燃焼性が特徴で、耐熱性・耐寒性に優れています。今までの発泡品では取得できなかった優れた特性により幅広い分野において使用できます。 耐熱性や耐寒性以外の特徴は、複合品・長尺品が可能であること。特殊な製法により、長尺品で供給が出来、他の素材とのラミネート加工可能です。 さらに、圧縮残留歪が、他の発泡体と比べ、小さいため押してもすぐ元通りになります。耐候性に優れているので、長期の使用も可能です。 難燃性に優れており、UL規格に適応していますので、万が一燃焼した場合があっても、有毒ガスの発生が極めて少ない素材となっています。
〇ポロンとの違い
ナンネックスの特徴は先程紹介した通りです。一方ポロンは高密度で、極めて微細、且つ均一なセル構造を有した高機能ウレタンフォームです。エネルギー吸収性、シール性が優れており、圧縮残留性が非常に小さい素材です。寸法安定性と厚みの精度に優れています。 防水・耐熱仕様・高強度仕様など幅広い用途で使われています、薄さとと剛性を追求したPETサポートや作業性、粘着剤を付与しています。 また、ナンネックスとポロンの用途の違いは、PCのパッククッションや自動車のランプ遮光クッション、土木・建築では、ガラスのバッカー材などに使わているのは共通していますが、ポロンは、その他にシューズのインソールやグローブの衝撃吸収材、ノートPCや食洗器、プリンター等のフットパット(足ゴム)に使用されており、様々な用途で適応しているという点です。
〇活用事例 ナンネックスの活用事例は、コビー機を例にすると、スキャナーユニットのフラップクッション、トナーのカートリッジパッキンやシール、LCDモジュールのLCDパッキン、バッククッションがあります。また、カメラにも使われており、フラッシュ部分の遮光クッション、シャッタースイッチのホールドクッション、ミラーのミラークッション、バッテリーのバッテリーパッキン等、一個のものに対して幅広く活用しています。
〇まとめ
いかがでしょうか。ナンネックスは様々な特徴や用途で使われております。何かお困り事になりましたら下記にお気軽にお問い合わせください。 hourai.info/mailform/