株式会社ホウライは、大阪府東大阪市におきまして両面テープ、ポロン、PETフィルム等の加工、販売を少量から致しております。取り扱いさせて頂いております材料は上記の両面テープ、ポロン、PETフィルムの他にスポンジ、ゴム板、そのほかの樹脂フィルム、金属フィルムなどがございます。
今回はちょっと変わったポリイミドテープの加工例についてご紹介いたします。
〇ポリイミドテープって知ってる?
ポリイミドテープ…一部の業界の方じゃないと聞きなれない言葉ですよね。このテープはテープ基材に「ポリイミドフィルム」という素材を使用した粘着テープです。
ポリイミドとはイミド結合でポリマー化している高分子の総称のことを指し、ポリイミドテープは芳香族化合物がイミド結合で高分子化した芳香族ポリイミドでできています。
このポリイミドテープのすごいところは、熱分解温度がなんと500℃以上と高温で、耐熱性、絶縁性に優れており、膨張率も低いのです。
〇どんな場所で使われているのか
ポリイミドテープは高い耐熱性という特性と相性の良いシリコーン系粘着剤が粘着部分に使用されることが多いです。シリコーンも耐寒性、耐熱性に優れており、ポリイミドテープの性質を多く発揮することができます。また、シリコーンは粘着力が強力ではないため剥がす時にも跡が残りにくく綺麗に剥がすことができるのも特徴です。
シリコーン系粘着剤を使用したポリイミドテープは高温化や高電圧化で使用されることが多く、主に電子基板への耐熱マスキングや耐熱絶縁として活用されています。
シリコーン残渣を防ぎたい場合には、ゴム系粘着剤製品やアクリル系粘着剤製品を使用したポリイミドテープなどもございますので、そちらをご利用ください。
〇ポリイミドテープも自由に加工できます!
ここまでちょっと専門的な難しいお話をしてきましたが、実はポリイミドテープも他のフィルムと同様に様々な形に加工できます。
掲載されている写真が実際の加工事例となります。このようにホウライでは現在までお客様のご要望に合わせて様々な形にポリイミドテープを加工させていただいてきました。
「こんな形があると助かる!」「こんなものはできないか?」などご要望の際にはお気軽にお声がけください。