**スーパーの女**

**スーパーの女**
 
伊丹十三監督の随分古い映画である。
 
久しぶりにみる機会があった。
 
出演者の昔の若い頃の姿におもしろさを感じるのもいい。
 
またダメなスーパーが立ち直る成功物語として見るものいい。
 
しかし
 
ビジネスマンとして管理職として、経営者としてこの映画を見ると至る所に自社の改善のヒントが散りばめられている。
 
そう思って見るとまさに教科書的な映画だと思った。
 
 
お客様に向き合う姿勢。
 
マーケティング。
 
クレーム対応。
 
仕事をしていくために必要な信念。良心。
 
改善するときの抵抗勢力との接し方。
 
自社だけでなく周りの敵の存在とそれらに対する態度。
 
不正への対処。
 
これらを映画を見るだけで楽しみながら勉強できる。
 
またこの映画は、シリアスな場面でも一貫して明るいのがいい。
 
見ていても暗くならない。これがいい。
 
しかしながら今の時代ではこのような映画は作れないだろう。
 
ところかまわずタバコを吸う姿や食べ物をゴミ箱に捨てるシーンは、昨今のうるさい人々には非常に気になるかもしれない。
 
私はこういった当たり障りがあるシーンも含めて人間臭さが充満しているのがまた好きだ。
 
スーパーが立ち直っていくなかで良い方向への原動力となっているのが女性であるというのが興味深い。
 
これは主人公だけではなく、店員についても女性が原動力となっている。
 
これは男性のいい加減な部分、ダメな部分、悪い部分を見過ごさず何とかしようとするのは確かに女性が多い。
 
男性は波風を立てたりせずにじっくり改善しようとするが、女性はあくまでも人によるがお構いなしに突っ走る傾向にあるのかもしれない。
 
男女お互いにいいところを持ち寄って仕事に家庭に日々改善していけるのが一番いい。
 
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株式会社 ホウライ  宮下 順和
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