**高校野球と今後の日本人**

**高校野球と今後の日本人**
 
 
先週のバンキシャというテレビ番組で日本の超有名大学において海外の人の受験者数、合格者数が年々増加しているということをやっていた。
 
時を同じくして先週の東洋経済という雑誌のコラムにも海外からの人の日本市場への流入とその先に考えられる現象について書かれていた。
 
結局一言でいってしまうと弱肉強食であるということなのだろうと思う。
 
 
関西の球児が、地元では競争力が高いという理由で地方の有名校に行って甲子園を目指すのはよく知られている。
 
これは、球児にとっても受け入れる学校側にとっても求めるものがマッチしているから特に問題にならないのだろう。
 
 
球児:より良い野球環境を選べる。レギュラーになれる可能性が上がる。甲子園に出れる可能性が上がる。ひょっとするとプロになれる。
 
学校:優秀な生徒が集まる。学校が有名になる。入学希望者が増える。学校が栄える。
 
 
関西の球児が地方へ行くことに対してむしろ面白い、関西の人は逞しいといった捉え方をしている人もいるかも知れない。
 
しかし、今現実に起こっているのは、上記の球児にあたる人が中国人をはじめとする海外の人材であるということである。
 
 
東大には数千人の外国人が在籍している。
 
高校野球に当てはめると、
 
海外の人:自国の大学はなかなか入れない。日本の方が勉強が簡単?。合格しやすい。少なくとも日本での就職は有利。
 
大学:競い合って優秀な学生が増えると大学のレベルが上がるから歓迎。
 
 
今後は、受験戦争が厳しいにも関わらず就職も大変と言われる韓国の学生もこの流れに加わってくると思う。
 
 
皮肉にも海外からの旅行者が大幅に増えているという状況では、会社が新しい人を採用する時にも同じような構図が当てはまると思われる。
 
海外からの人に対しては、海外の人が対応したほうが理にかなっているのではないかという考え。
 
会社にとっては、同程度の学力なら、会話できる言語が一つでも多い方がいいし優秀な人の方がいいと思うだろう。
 
 
そこから見えるものは、人手不足と言われながら不足している人手は日本人ではなく海外からの人で補えば十分。
 
むしろそちらの方が都合が良いという流れである。
 
 
よってこれからの日本人は、すでに当たり前だが海外の人たちと競争しなければならない。
 
テレビでもやっていたが、1日15時間は勉強する強者を相手にしないと希望の大学にも入れないし、就職もできなくなっていくだろう。
 
現に、海外からの学生の数だけ日本人は受験で落とされている。
 
 
このような状況であるが故、今後ますます自分は何がやりたいのか。どういう人生を送りたいのか。
 
どこで突っ走り、どこで緩めるのか。しっかり見極めが大切だ。
 
 
高給な労働を海外の人がやって日本人が安い労働を強いられるということも十分考えられるし仕事の奪い合いもありえる。
 
そうなると今海外で起こっている移民と自国民の対立と似た構図にならないだろうか。
 
 
これからは、国もお金の使い道をよく考えて特に子供の貧困の問題、教育にもっと取り組むことが大切だと思う。
 
 
 
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株式会社 ホウライ  宮下 順和
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