ホウライでは、両面テープや金属フィルム、プラスチックフィルム(PET)といった様々な材料の加工を行っております。少しニッチなテーマになりますが、今回は「ヒメロン」の特徴と用途をご紹介します。

〇特徴・用途
ヒメロンは、幅広い分野で使用され、機能性に優れた不織布です。音響や家電、自転車やOA機器と特性を活かし多くの場で活用されています。このヒメロンはアンビック様という会社の商品です。そのヒメロンの特徴として、通気性・難燃性・加工性・緩衝性に優れています。
その用途は、以下の通りです。
・パソコンのキーボード部分
・液晶テレビのスピーカー、キャビネット連合部スペーサー
・ミニコンポのスピーカー
・レーザープリンターの放射装置部分
・自動車内部部品のトランクルームやドアトリム
上記のように、身近な製品にもヒメロンが使われていますが、ヒメロンは「自動車内部部品」に使われていることが多い製品です。

〇画像の詳細
1枚目、2枚目は四角い製品で額縁状に両面テープがあり、それで固定するようになっております。
4枚目が裏側で、黄色く見える部分が両面テープです。
3枚目と5枚目が表裏となってます。中央部にテープがあって、縁取るようにテープがない部分がある珍しいパターンです。
6枚目と7枚目が丸形で表裏の関係となります。こちらも縁に両面テープがあり、これで固定するようになってます。

〇自動車部品に多く使われているヒメロン
インパネ、ドアトリム、コンソール、トランクルームなど車の内部でヒメロンは使用されています。皆さんが乗車している車にも使用されているかもしれません。詳しく見ていきましょう。

・天井周辺部位
ハーネス固定用
・ラゲッジルームトノカバー
トノカバー収納部位
・コンソール緩衝材
シート稼働部位
ピラーフック部位
・ダクトの異音対策材
・ドアトリムフック部位
・ピラーフック部位断熱材
・ステアリング

〇まとめ
いかがでしょうか。ヒメロンについて紹介致しました。用途が幅広くあり様々な形で使われています。自動車をはじめ、様々な箇所でヒメロンは使用されています。ホウライで使用しているヒメロンはN9591E、N9491E、604B、606Bの4種ございます。株式会社ホウライでは、両面テープの他に、スポンジやフィルム等様々な材料の加工を行っています。 何かご不明な点やご不安な事がございましたら、お気軽にお問い合わせください hourai.info/mailform/