部屋の角って何かと物が溜まるような気がしませんか?
しばらく使わないからと端に寄せておいたつもりが、いつしか風景になって誰もその存在に気がつかず放置されてしまっていることは、職場でもご家庭でもよくあることではないでしょうか。
環境整備ではそういった風景になってしまっている『いらない物』に気づくこと、そしてそれを処分することが大事になってきます。
気が付かないうちに、いつの間にか溜まってしまっている不要物の整理は、いつかは行わなければなりません。不要物を片づけると実は思わぬ、宝を手にすることもあります。
今回はそんな環境整備の取り組みのご紹介として、「棚の不要物を処分」「スキルマップ」「定位置管理」を実施しましたのでご紹介いたします。
〇棚の不要物を処分
エリアAにある棚5番を今回の環境整備活動対象にしました。
棚周辺に置いてあった物を処分したことで下段に590㎜×590㎜×260㎜のスペースを確保することができました。
今回処分を検討したのは、ラジカセ1台、踏み台1台、小物入れ1個、クリアブック10冊、ブレーカー1個、小物置台1台、デスクトレー4個、アクリルボード1枚です。
いる、いらないも判断に迷ってしまうものが多くあったので、今後は処分する基準を作成してスムーズに処分作業ができるようにしていきます。
〇スキルマップで能力の見える化
同じ人が同じ機械を使いがちになっていたので、機械のスキルマップを作成することにしました。スキルマップの作成により、作業者が各機械をどれくらい動かすことができるのかを見える化できるようになりました。
この改善のおかげで平台機一台を1日30分も稼働出来ていなかったのが、30分以上稼働できるようになりました。年間244日ある営業日の中で、約122時間稼働することが可能になったので作業効率アップへと繋がりました。
スキルマップで誰が使えるかを見える化することで、作業工程をスムーズに行うための人員配置なども可能になりました。
スキルが目で見て分かるので、手薄になっている工程は引継ぎをどんどん行っていきます。
今回作成したスキルマップは1台分のみだったので、今後は7台全ての機械を見える化して作業者の技術向上も目指していきたいです。
〇定位置管理
ゴミ箱置き場の決めてしまい、定位置管理を行いました。
今回行った作業としては、ゴミ置き場の515㎜×370㎜×2箇所の枠を黄色のペンキで、1箇所を白色のペンキで塗りました。
床の色とゴミ箱置き場の枠の色を分けたことによって、ハッキリと定位置が分かるようになりました。枠線が目立つようになって、すごく良い改善になったと思います。
枠線がはっきり目立つことにより、枠の外にゴミ箱がはみ出てると目立ちます。そのため、ゴミ箱がはみ出ても定位置に戻す習慣が生まれます。
今後は今回行いきれなかった枠2箇所と、文字3箇所を忘れず作業したいと思います。
〇まとめ
いかがでしょうか。今回は環境整備の取り組みをご紹介いたしました。小さなことからコツコツと環境整備を進め、お客様から見ても恥ずかしくない社内にしていければと思います。環境整備は整理・整頓・清潔だけではなく、紹介させて頂きました時間短縮や仕事の効率化にも繋がる素晴らしい取り組みです。この取り組みにより会社が変わります。また、なにか気にかかる点などございましたら、ぜひお問い合わせページよりご連絡ください。hourai.info/mailform/