突然ですが、皆さんに問題です!
この写真を見て環境整備ができていない部分はどこだと思いますか?
一見環境整備ができていそうですが・・・
実はこの写真では、定点管理の表示シールがありません。
会社の備品は、たくさんの人が使用をするため、誰でも使えるように分かりやすく管理する必要があります。
写真の棚ですと使う際に道具を探したり、使った後どこにしまえば良いのか分からなくなります。
探す時間は無駄な時間です。
どこに何があるかと誰が見ても分かるように明記をすることによって、その職場で働いている人全員の探す時間を短縮することができます。
ホウライで取り入れている毎日の環境整備活動は、仕事を効率化するために細かいところまで気づく訓練として、物の位置や数を指定し、定位置管理に取り組んでおります。
ちょっとした工夫で探す時間が短縮されたり、無駄のない動きができる改善は会社全体の生産性の向上にも繋がります!
今回はそんな環境整備の一環として、一見良さそうに見える整頓ですが漏れがある例とともに、そこからわかる「表示シールの貼り付け」「個数を決めて管理」「物の入れ方を揃える」という環境整備のポイントをご紹介いたします。
〇表示シールの貼り付け
冒頭でもご紹介した通り、在庫備品の定点管理の表示シールがありませんでした。
この写真の場合、名前のテープが貼ってある箇所とない箇所とでバラバラです。
在庫備品は、誰が見ても分かりやすく管理する必要があります。
そのためには保管場所や、しまう場所などが整備されていることが重要です。
しかし、在庫備品の中でも細かい文具類などは、どこにしまったか分からなくなってしまうこともあります。
しっかり表示シールを貼ることによって、在庫備品の管理がしやすくなるメリットがあります。
また置く場所を決めておくことによって、みんながバラバラに備品をしまうといったことも防ぐことができます!
〇個数を決めて管理
定点管理する際に個数を明確にすることで管理がしやすくなります。
例えば、何か備品が無くなった際に個数が多いと気づかないことがあります。
またホチキスの芯など消耗品の予備などもいつの間にかなくなってしまう可能性もあります。
管理する個数を決め、個数を明記することで在庫備品の定点管理がしやすく、不足分にも気づくことができます。
備品の個数を決めたときに、「在庫が何個以下になったら発注」などのルールを決めることで使うときに備品が無いため、急遽買いに行くといった無駄もなくなります。
〇物の入れ方を揃える
この写真を見ると下段の備品が乱雑になっています。
指定のものをただ乱雑に入れると、見た目がすっきりしていないので整理されているとは言えません。
ただケースに物をしまうだけでなく、それぞれの備品において、しまい方を明確にすると良いでしょう。
このままでは置き場所を定めても、量が増えればあっという間に散らかってきてしまいます。
そのため、それぞれしまう向きや揃えるポイントを決めて、形を整えてしまうことで、見た目も綺麗で取り出しも楽になります。
〇まとめ
いかがでしょうか。
今回は一見良さそうですが整頓に漏れがある例とともに、環境整備の改善例をご紹介しました。
一見しっかりできていると思っている整理・整頓にも漏れがあることがあるので、定期的に確認をしていくことが大切です。
環境整備は整理・整頓・清潔だけでなく、紹介させていただきました時間短縮や仕事効率化にもつながる素晴らしい取り組みです。
この取り組みにより会社が変わります。
また、なにか気にかかる点などございましたら、ぜひお問い合わせページよりご連絡ください。
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